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2022年01月15日06時09分




 【モスクワ時事】ロシアのラブロフ外相は14日、今後2〜3カ月のうちに日本を訪問予定であると明らかにした。ラブロフ氏の訪日は2019年以来。モスクワの外務省で行われた年頭記者会見で語った。
 林芳正外相と会談し、北方領土問題を含む平和条約締結交渉に関して議論する。ラブロフ氏によれば、訪日は昨年末に予定されていたが、岸田政権の外交方針や対ロ政策が定まるのを待つことで日ロが合意。ラブロフ氏は「訪問は必ず行われる」とし、現在調整を進めていると述べた。
 ラブロフ氏は、日本は隣国であり、両国間には困難な歴史があるが、問題があれば話し合える雰囲気をつくってきたと説明。他方で「小さな障壁」として「いわゆる『領土問題』をまず解決する必要があり、その後にロシアに『天の恵み』として日本から大規模投資が届くと考える日本の政治家がいる」と指摘した。