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毎日新聞 2022/1/15 22:20(最終更新 1/15 22:27) 397文字




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岸田文雄首相(左)と自民党の甘利明氏

 岸田文雄首相は15日夜、東京都内の日本料理店で自民党の甘利明前幹事長らと会食した。会食後、甘利氏は記者団に「週明けから始まる通常国会のリスクシナリオをいろいろシミュレーションし、しっかり対応できるよう皆で協力しようという話をした。(新型コロナウイルス変異株の)オミクロン株をどう制御していくかが一番の課題だ」と語った。会食には山際大志郎経済再生担当相、木原誠二官房副長官が同席した。

 甘利氏や山際氏はこれまで、首相が重要課題に掲げた経済安全保障を巡る党内論議を主導してきた。岸田政権は、半導体などの供給網強化などを柱とする経済安全保障推進法案を通常国会に提出する方針で、会食では同法案についても意見交換したとみられる。



 甘利氏は、昨年9月の党総裁選で岸田首相をいち早く支持した首相の盟友。過去の金銭授受問題による逆風などから、同10月の衆院選では小選挙区で敗北し、幹事長を辞任した。【川口峻】