https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011600404
2022年01月16日20時48分




 【キエフ・ロイター時事】ウクライナ政府への13〜14日のサイバー攻撃について、ウクライナ国家安全保障国防会議のセルヒー・デメデューク副書記は、ベラルーシの情報機関につながるハッカー集団が実行したと主張した。ロイター通信に語った。


 副書記によると、サイバー攻撃は「UNC1151」として知られる集団が実行した。過去にリトアニアやラトビア、ポーランドも狙い、北大西洋条約機構(NATO)への批判を広めていた。
 また、今回の攻撃で暗号化に使われたマルウエア(悪意あるソフトウエア)は、ロシアの情報機関と関係が深い集団「ATP29」が使用しているものと「酷似している」と指摘した。
 サイバー攻撃では政府サイトに「最悪の事態を覚悟せよ」などと表示された。副書記は「サイト改変は裏で行われている、より破壊的な行為から目をそらすためのものだ。近い将来その結果を実感することになる」とも語った。