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毎日新聞 2022/1/16 21:46(最終更新 1/16 21:47) 474文字




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写真はイメージ=ゲッティ

 大学入試センターは16日、2日間の大学入学共通テストで、試験時間中にスマートフォンをのぞき見しようとするなどの不正行為が3件あり、3人の受験生が失格になったと発表した。

 三重県の会場では、受験生が国語の時間にスマホを股に挟み、必要に応じて参照できる状態で試験を受けていた。開始から約50分たったところで、試験監督が不審な動きに気づいて不正が発覚した。



 受験生は「分からない問題を調べるためだった。画面がスリープモードにならないように触っていたが、解答するための使用はしていない」などと話したという。スマホを調べたところ、外部に問題などを流出させたような記録はなかった。

 神奈川県の会場では、英語のリスニング試験の際、開始の合図の前に、試験用のICプレーヤーを作動させる不正があった。受験生は直前に居眠りをしており、目覚めた時にプレーヤーがあったため、既に試験が始まっていると勘違いしたという。



 徳島県の会場では、理科の時間に、他の受験生の答案をのぞき込んでいた受験生が失格となった。直前の数学でも不審な動きをし、1度注意を受けていた。【大久保昂】