https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/01/17/kiji/20220117s00042000134000c.html
[ 2022年1月17日 05:30 ]

 少年が通う名古屋市内の私立高はこの日「学校としておわびする」とのコメントを出した。新型コロナ感染拡大の影響で授業や一部の行事がオンライン形式に変更され「孤立感にさいなまれて自分しか見えていない状況の中で引き起こされた」と推測した。

 コメントで、今回の事件を「身勝手な言動」と表現。少年が逮捕後「成績が振るわなくなり自信をなくした」などと供述していることを念頭に、授業などで繰り返し発信してきた「勉学だけが高校生活の全てではないというメッセージ」が届いていなかったことが分かったと説明した。

 小中学校時代の同級生によると、少年は勉強家で学年で上位の成績を残していたが、物静かで目立つ存在ではなかったという。中学時代の同級生は少年を「至って普通の子」と表現。文化系の部活動に所属しながら、勉強も頑張っていたという。「休み時間も単語の暗記などに充てていた。志望高校合格に向かって頑張っていた」と振り返った。