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毎日新聞 2022/1/18 09:03(最終更新 1/18 09:04) 302文字




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タンカーから流出した原油の回収に追われる作業員ら。トンガ沖の海底火山噴火による高潮が流出の原因と見られている=ペルー西部カヤオで17日、AP

 南米ペルーの国家防災庁は17日、首都リマ北部カヤオのベンタニジャ地区の海上で原油が流出したと発表した。15日に南太平洋のトンガ沖で発生した海底火山の噴火によって発生した高潮が原因とみられるという。同庁は、流出状況は既に把握しており、関係当局と回収作業を進めているとしている。

 声明によると、タンカーが原油を製油所に輸送する作業をしていたところ、高波が発生し、船体が動いて原油が流出したという。人的被害は今のところ報告されていない。流出規模は不明。



 トンガ沖で発生した海底火山の噴火で、ペルーでは、北部ランバイエケ県で走行中の車が2メートルを超える波にさらわれ、女性2人が死亡した。【サンパウロ中村聡也】