https://www.j-cast.com/tv/2022/01/18429071.html
2022年01月18日12時05分



「建設会社で働くベトナム人に日本人2人が2年間、暴力を振るい続けていました」とけさ18日(2022年1月)の番組で司会の安住紳一郎が厳しい表情で伝えた。

暴力を受けていたのは岡山市の建設会社で働くベトナム人技能実習生。画像によると、トラックの荷台で作業していると、下にいた男性が突然、棒のようなもので頭を叩いた。さらに反対側にいた別の男性が箒のような棒で尻や頭を打つ。暴行した2人は建設会社の日本人従業員という。叩かれているベトナム人は何も抵抗しない。

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番組ツイッターより



「家族のために...」
「最初に暴行されたときに我慢しないといけないと思った。自分のために我慢しないといけないと思っていた」。ベトナム人技能実習生は、そう話す。

3年前、母国に妻と幼い娘を残し、技能実習の費用約100万円を借金して来日した。作業中に肋骨を蹴られ骨折する大けがをしたこともあった。しかし、耐え続けていた。家族のためだ。

会見で男性は「今は日本でまだ働きたいです。家族のために良い会社に変えたい気持ちがあります」と胸の内を明かす。

ベトナム人男性が働いていた会社の弁護士は「示談交渉中のためコメントできない。事実関係を調査していきたい」としている。

最後にナレーションは「技能実習の期間は条件を満たせば最長5年。去年10月(2021年)から労働組合に保護されている男性は収入もなく、限られた時間だけが過ぎようとしている」と伝えた。

(一ツ石)