https://mainichi.jp/articles/20220118/k00/00m/030/152000c

毎日新聞 2022/1/18 15:59(最終更新 1/18 15:59) 366文字




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 国連衛星センターが公開した噴火前(左、2021年12月8日)と噴火後(22年1月17日)のトンガの海底火山の衛星写真=右はCNES(2021)distribution Airbus D&S提供・共同

 南太平洋・トンガ沖で起きた海底火山の大規模噴火で、ニュージーランド軍は18日、トンガ上空から撮影した写真を公開した。海岸沿いの民家や森は一様に火山灰で覆われ、海も茶色く濁っており、色彩が失われている様子が確認できる。噴火後にトンガ国内を空撮した写真が公開されるのは初めてとみられる。

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火山灰に覆われたトンガの森や民家=トンガ上空で2022年1月17日、ニュージーランド軍提供・AP

 ニュージーランド軍は17日、哨戒機を派遣し、火山に近いハアパイ諸島や首都ヌクアロファがあるトンガタプ島などを上空から視察した。AP通信などによると、首都の空港も滑走路が火山灰で覆われており、救援物資の到着が遅れているという。ニュージーランド軍は18日、水や食料などを積んだ艦船を派遣した。



 一方、米宇宙開発企業マクサー・テクノロジーズも18日、首都などを撮影した衛星写真を公開した。道路や住宅が火山灰で黒く覆われている様子が写っている。【金子淳】