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2022年01月18日21時57分

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リニア中央新幹線伊那山地トンネルの事故現場。掘削面の左上半分の土砂が崩れた=2021年11月8日、長野県豊丘村(JR東海提供)




 JR東海は18日、長野県豊丘村にあるリニア中央新幹線「伊那山地トンネル」の工事現場で昨年11月、土砂が崩れて作業員1人が軽傷を負った事故をめぐり、監督体制の強化を柱とする再発防止策を県に報告した。今後、関係市町村にも同様に報告した上で、現場での工事について「来週をめどに再開したい」としている。
 再発防止策によると、事故前は月1回行っていた全体的な安全点検に加えて、作業工程の一部を取り上げる部分的な安全確認を週1回以上行う。
 県はJR東海に対し「地域住民や沿線市町村と十分な意思疎通を図り、丁寧に作業を進めてほしい」と要請した。