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[ 2022年1月20日 10:16 ]

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 社会学者の古市憲寿氏(36)が20日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」の方針についての政府と東京都の“温度差”に言及した。

 政府の新型コロナウイルス対策について議論する基本的対処方針分科会の尾身茂会長が19日に、新たな変異株のオミクロン株に有効なのは「人流抑制ではなく人数制限だ」と述べた。一方、東京都の小池百合子知事は「まずは不要不急の外出自粛を強くお願いする。特に夜間の繁華街など、混雑する場所や時間を避けて行動をしてください。また、不要不急の都県境を越える移動は、自粛をお願いする」と発言している。

 MCの谷原章介に「今回、1都3県でまん延防止等重点措置出ますけども、これ各都県、実は微妙に知事の考え方違うんですけど、どう思います」と聞かれた古市氏は「関西とかは橋下(徹)さんの影響力なのかちゃんとしてるなって思ったんですけど、一方で小池さんなんかは、あれこれ1年前の映像を間違えて流したのかなってくらい同じことを言い続けていて、小池さんは外国語がお得意なはずなのに海外のニュースを一切読めないのかなって思っちゃうくらい古いことを言ってました」とし、「かといって尾身さんのことを信頼できるかって言うと、橋下さんのおっしゃる通り専門家たちはこの2年間の総括を一切してくれないじゃないですか。人流抑制にどれくらい効果があったのか、第5波はなぜあそこまで拡大してなぜ収束したのかってことが分からない。特に尾身さんって個人的には昨年の五輪以降、完全に政治家になったなって思っていて、感染症の専門家としてではなくて自分の発言がどう社会に影響を及ぼすかってことを含めて発言されている。だからもうちょっとその面で信頼できない」と自身の思いを述べた。

 そして「どうしても尾身さんの発言にしても小池さんの発言にしても本当に真摯(しんし)な思いっていうよりも、権力に酔いしれている年寄りってどうしても見えちゃうんですよ」と自身の考えを話した。