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毎日新聞 2022/1/20 13:07（最終更新 1/20 13:29） 362文字




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保存修理工事を終えた又新殿＝松山市提供

　松山市の国重要文化財・道後温泉本館の皇室専用浴室「又新殿（ゆうしんでん）」は保存修理工事を終え、20日から一般観覧を再開した。公開は2019年1月以来3年ぶり。新型コロナウイルスの影響を踏まえ、混雑を避けるため予約制とする。

　又新殿は1899（明治32）年に建築された日本唯一の皇室専用浴室。今回の修理では、1階「洞（ほら）の間」のくすんだ左官壁を真っ白な漆喰（しっくい）壁に塗り替えたほか、耐震性を強化。経年劣化が進んでいたふすまや障壁画は京都の専門業者に修繕を依頼し、当時の技術を用いて建築時の趣をよみがえらせた。



　観覧は午前9時〜午後5時に30分ごとに実施。各枠10人までで、料金は大人（12歳以上）270円、小人（6〜11歳）130円。予約は利用日の90日前から道後温泉公式サイトや専用電話で受け付ける。【遠藤龍】