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2022/01/20 18:03



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日本人の75.9%「台湾に親しみ」 6割超は「信頼できる」=駐日代表処調査

(台北中央社)台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)が昨年末に日本人を対象に実施した台湾に対する意識調査で、日本人の75.9%が「台湾に親しみを感じる」と答えたことが20日、分かった。64.8%の人は「台湾は信頼できる」とも回答した。

調査は昨年11月、調査機関、中央調査社(東京都)に委託して実施。日本全国に居住する20〜89歳の男女を対象にインターネットと電話で行い、計1000人から回答を得た。同調査は2016年から行われており、今回で6回目。

台湾に「親しみを感じる」と回答した人は41.1%、「どちらかというと親しみを感じる」は34.8%。2つの合計は75.9%で、前回の77.6%に比べ、1.7ポイント減少した。「最も親しみを感じるアジアの国・地域」では「台湾」が46.6%でトップになり、「韓国」(15.8%)、「シンガポール」(12.5%)と続いた。「中国」は(3.0%)だった。

台湾に親しみを感じる理由については「台湾人が親切、友好的」(77.1%)が最も多く、次いで「歴史的に交流が長い」(45.7%)、「経済的な結びつきが強い」(34.9%)と続いた。

台湾を「非常に信頼できる」または「信頼できる」と答えた人はそれぞれ15.6%と49.2%。理由は、「日本に友好的だから」(65.9%)が最も多く、次いで「自由・民主主義などの価値観を有している」(56.9%)、「平和な国だから」(44.8%)だった。

また現在の台湾と日本との関係については、24.7%が「よい」、46.7%が「どちらかといえばよい」と回答。両方を合わせると回答者の7割を超えた。台日関係の将来についても22.4%が「発展する」、37.2%が「ある程度発展する」と答えた。

台湾に対する印象については、「日本に友好的」(78.9%)が最も多く、「食べ物がおいしい」(47.3%)、「日本と歴史的なつながりがある」(43.4%)、「観光地が豊富」(31.6%)と続いた。「半導体産業が世界に注目されている」も24.1%に上った。

台日間で最も懸念される問題については、「台湾海峡情勢(台湾と中国との関係)による日本への影響」の40.7%が最多となり、「漁業問題」(8.2%)、「経済面での競合関係」(6.8%)と続いた。一方、24.4%は「ない」と答えた。

2021年にテレビ・ラジオ番組や新聞・雑誌またはネットニュースなどで台湾に関する報道を見たことがあるかについては、15.0%が「よく見る」、50.8%が「ときどき見る」と回答。印象に残った報道は「日本政府が台湾にワクチンを提供」の61.6%を筆頭に、「台湾海峡情勢」(43.0%)、「台湾のTPP(環太平洋経済連携協定)への加盟申請」(37.4%)、「台湾の半導体産業に関する動向」(35.6%)と続いた。

台湾がTPP加盟への取り組みや台湾の加盟が台日間の貿易だけでなく、双方の産業連携の向上にも寄与すると台湾が主張していることについては、65.1%が「評価する」と答え、3.3%が「評価しない」、31.6%が「分からない」と回答した。

代表処は、台湾に対する親しみや信頼について「2016年調査から通して見ても傾向に大きな変化はなく、安定して親しみや信頼を得て、良好なイメージを保っているといえる」との認識を示した。

(編集:齊藤啓介)