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毎日新聞 2022/1/24 21:16(最終更新 1/24 21:17) 376文字




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北京冬季オリンピックの開幕を待つ河北省張家口市の競技会場=2021年12月31日、新華社AP

 北京冬季オリンピックの開幕を来月4日に控え、五輪の競技会場がある河北省張家口市の気象局は24日、上空にロケット弾を打ち上げて「人工増雪」作業を実施したと発表した。

 気象局によると、降雪に適した天候となった20〜22日に触媒となるヨウ化銀を詰めたロケット弾145発を発射するなど、人工的に降雪を促す作業をしたという。その後、市内で約1センチの積雪が観測された。今回の作業について気象局は「会場周辺の雪を効果的に増やし、五輪の雰囲気を良好にするためだ」としている。



 張家口市は北京市中心部から北西約180キロに位置する地方都市。五輪のスキージャンプやノルディック複合など、複数の競技が予定されているが、雪不足を懸念する声も上がっていた。

 中国は、2008年の北京五輪の開閉会式の際も、降雨を避けるため「人工消雨」ロケット弾を打ち上げた。【北京・岡崎英遠】