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2022年01月26日11時34分



連日、全国各地で過去最多の新型コロナ新規感染者が判明し、まん延防止措置適用区域が次々と拡大するなか、政府分科会の尾身茂会長はきのう25日(2022年1月)、物議を醸した「ステイホームなんて必要ない」という発言について釈明した。26日の「モーニングショー」が伝えた。

尾身会長はきのう、報道陣の囲み取材に応じ、「全員がみな家にいて、街が空っぽになるような広範で一律の外出自粛のようなものは必要ないと申し上げた。社会機能の維持で当然外出しない人がいる」と「ステイホームなんて」発言を軌道修正し、「感染リスクが高い場所への外出を控えてください」「徹底していただきたいのはマスクの適切な着用。具体的には、しっかり鼻まで覆うこと」と訴えた。

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コロナ対策をめぐり混乱も(写真はイメージ)



安部敏樹「これを尾身さんに言わせるのは違うと思います」
「若者ら重症化リスクの低い人は受診しなくても感染を判断する」という方針が混乱を招いていることについては、「専門家のなかでも悩ましい。『医療や検査が逼迫しても一人一人のケアをするのが医療の根本』という意見もあった。一方で『重症化しないとわかっていて検査もしたら、医療がいっぱいになって社会機能が維持できない』という意見もある」と明かした。

国際医療福祉大学の松本哲哉・主任教授「ひとつひとつおっしゃっていることはその通りですが、多くの人にとっては自分がどう行動すべきかがわかりにくい。もう少し具体的に統一した内容として出してもらった方がありがたい」

玉川徹(テレビ朝日社員)「(尾身会長が言っていることは)官僚答弁。官僚答弁というのはどうとでもとれることを言ってごまかすものです。そういうのを続けている限り、混乱は続きます」

浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」前統括編集長)「これほど大きな方針転換するのに、コミュニケーションが乱暴。分科会が問題意識を提言すべきは、まずは国民ではなく政府だと思います」

安部敏樹(「リディラバ」代表)「本来、専門家が検討したことをふまえて、リスクを背負ってシンプルなメッセージと伝えるのが政治家の仕事。これを尾身さんに言わせるのは違うと思います」

MCの羽鳥慎一「(必要なのは)やっぱり総理からのメッセージということでしょうか」

(キャンディ)