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皆が口を閉ざす
その一方で、本誌記者が焼津市内を歩き回っても、ほとんどの水産業者や漁師、海産物店主が事件について口を閉ざした。

焼津には『一船一家主義』という言葉があります。一家の主が船を一艘持つと、そこに兄弟が相乗りし、親類縁者も加わる。

それらが一蓮托生で手を取り合って、ずっと『焼津』のブランドで商売してきました。要は、巨大なファミリービジネスなんです。
だから、仲間内でトラブルが起きても、守り合うのが当たり前。窃盗事件のことは表立っては誰も話せません。
だから、何事もなかったように過ごしているのだろうか。緊急事態宣言が明け、居酒屋やスナックは常連で盛況だったが、カツオ盗難を話題にしている客は見つからない。不気味なほどだ。
「ヨソ者に話すことは何もない。帰れ、帰れ」

やべえ町だな