https://www.sankei.com/article/20220127-OEH6REGMXVLS5KUAB7QYYYANYU/
2022/1/27 13:13
産経WEST



宮崎県警の元刑事部長の70代男性が、スーパーで果物などを万引したとして、窃盗容疑で宮崎南署に摘発されていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。被害者が刑事処分を望んでいないなどとして、署は書類送検せずに刑事手続きを終える「微罪処分」とした。

捜査関係者などによると、男性は昨年9月7日、署管内のスーパーで果物や水など計約2400円の商品を盗んだ疑いがある。署が防犯カメラの映像などから特定。同月29日、警察官に付き添われた男性がスーパーを訪れ弁済した。微罪処分は、窃盗や暴行といった検察が指定した軽微な事件で被害者が処分を望まないなどの条件を満たした事件に関し、警察が送検せず刑事手続きを終了させること。微罪処分となった事件は月に1度、まとめて地検に報告される。

宮崎南署は「被害者に処罰の意向がなく微罪処分とされた個別事案は、その存否を含めてコメントしない」とした。