毎日新聞 2022/1/28 14:54(最終更新 1/28 14:54) 有料記事 3634文字




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コロナ下での活動などを振り返った酒井法子さん=東京都港区で2021年12月12日、佐々木順一撮影

 待ち合わせた東京都内のカフェで、酒井法子さんはおもむろに口を開いた。「すごく悩んで今日、ここに来ました。幸せについて何がしゃべれるのか分からなかったし、そもそも私がしゃべっていいのかな、とずっと自問自答していたんです」。酒井さん、表情に複雑な心境をのぞかせた。

 1980年代後半から90年代に青春時代を送った人にとって、とりわけ鮮烈な印象があるだろう。歌を歌えばヒット曲を飛ばし、俳優として数々のドラマに出演した清純派アイドル。「マンモスうれピー」(最高にうれしい)、「かなピー」(悲しい)といった独特の「のりピー語」は若者の間で大流行し、明るいキャラクターでも人気を集めた。ひと言で言えば売れっ子、いや超売れっ子だった。

 そんな酒井さんも50歳。現在はフリーの立場で芸能活動をしている。2021年春、約8年間在籍した芸能事務所から独立し、個人事務所「株式会社スマイル」を設立。ちょうど新型コロナウイルス禍で緊急事態宣言が繰り返され、世の中に閉塞(へいそく)感が漂っている頃だった。


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