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毎日新聞 2022/1/31 12:00(最終更新 1/31 12:30) 329文字




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岸田文雄首相

 岸田文雄首相は31日午前、新型コロナウイルスの感染拡大が続く東京都に関し、「少なくとも現時点において緊急事態宣言の発出は、国としては検討していない」と述べた。東京都内で記者団に語った。

 東京都の新型コロナ感染者向けの病床使用率は現在48・5%で、都が宣言発令要請の「検討の目安」とする50%に近づいている。首相は「重症病床でいえば37・6%にとどまっている。東京都の独自の基準では4・5%だ」と指摘。「(現在、東京都に適用中の)まん延防止等重点措置の効果もしっかり確認し、自治体とも連携しながら総合的に判断する」と説明した。



 松野博一官房長官も同日午前の記者会見で「緊急事態宣言は強度の私権制限を伴うもので、発出には慎重な検討が必要だ」と述べた。【川口峻】