https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020300857
2022年02月03日16時34分




 【ベルリン時事】ドイツのメディア監督当局は2日、ロシアのプロパガンダを広めていると指摘される同国の国営テレビ局「RT」によるドイツ語での番組放送を、インターネットも含め全面的に禁止すると発表した。ロシア政府は報復措置を宣言。ウクライナ危機で冷え込んだ独ロ関係が一段と悪化する可能性がある。


 RTはドイツの放送免許を保有していないが、欧州の法に基づく番組だとして、セルビアで取得した免許の有効性を主張してきた。独当局はこうした説明を受け入れなかった形で、RTは「政治的理由」が背景にある不当な決定と訴え、不服申し立てを行う方針を示した。ロシア外務省も「ロシアで登録されている独メディアに、報復措置を取らざるを得ない」とする声明を発表した。