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毎日新聞 2022/2/6 04:36(最終更新 2/6 04:58) 478文字




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レッスンを受ける田中月乃さん=ローザンヌ国際バレエコンクール事務局提供(C)Gregory Batardon

 バレエダンサーの登竜門として知られる第50回ローザンヌ国際バレエコンクールの最終審査が5日(日本時間6日未明)、スイス西部のモントルーで開かれ、東大阪市出身の田中月乃さん(17)が2位に入った。田中さんはスイスに留学中で、地縁のある出場者から選ばれる「ベスト・スイス賞」も併せて獲得。1位は米国のダリオン・セルマンさん(17)だった。

 同コンクールには、プロのダンサーをめざす14〜18歳の男女が参加。今回は世界各地から376人が応募した。1月31日からの現地審査に臨んだのは70人(うち日本人は豪州在住者を含め13人)で、最終審査には20人(日本人は同じく3人)が残っていた。



 審査では現時点の技能よりも、将来性と会期中の成長度が重視される。入賞者には、各地の名門での1年間の研修・留学資格を付与。過去には吉田都さんや熊川哲也さんらが巣立った。コンクールはローザンヌの街の風物詩だが、現在は劇場の改築工事に伴い、モントルーで開催されている。昨年は新型コロナウイルス禍でビデオ審査に切り替えられたため、現地に出場者が集うのは2年ぶりだった。【斉藤希史子】