中国共産党の元高官と性的関係にあったと告白した女子テニスの元ダブルス世界ランク1位の彭帥さん(中国)は、仏紙レキップのインタビューに応じ、性的暴行を受けたとして誰かを非難したことはなく、SNSへの投稿は自分で削除したと語った。メルボルンで2020年1月撮影(2022年 ロイター/KIM HONG-JI)
[北京 7日 ロイター] - 中国共産党の元高官と性的関係にあったと告白した女子テニスの元ダブルス世界ランク1位の彭帥さん(中国)は、仏紙レキップのインタビューに応じ、性的暴行を受けたとして誰かを非難したことはなく、交流サイト(SNS)への投稿は自分で削除したと語った。

また、5日夜に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と夕食を取ったと明らかにした。

彭さんは昨年、中国の張高麗元副首相との関係についてSNSに投稿。性的関係を強要されたと受け取られた。投稿は直後に削除され、約3週間にわたり公の場から姿を消していた。

その後、昨年12月になって、性的暴行を受けたと主張したことはなく、SNSへの投稿は誤解されたと発言。しかし、女子テニス協会(WTA)などは、発言の信ぴょう性に疑問を呈し、懸念は解消されていないとの見解を示している。

ロイター 2022年2月7日10:15 午前22分前更新
https://jp.reuters.com/article/olympics-2022-peng-idJPKBN2KC02F