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毎日新聞 2022/2/7 20:27(最終更新 2/7 20:27) 381文字




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陳謝する鹿児島県警の樋渡公義首席監察官=2022年2月7日午後6時32分、白川徹撮影

 落とし物として保管されていた財布から現金4万円を横領したとして、鹿児島県警は7日、鹿児島市内の交番に勤務する巡査長、上村将吾容疑者(36)=同市東谷山5=を業務上横領と、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで逮捕した。県警は「捜査上支障がある」として認否を明らかにしていない。

 県警によると、2021年12月3日、市内の住民から「財布を拾ったので取りに来てほしい」との電話が交番にあった。上村容疑が受け取りに行き、「拾得物件控書」を作成して上司に提出した。12月末に拾い主から県警本部に処理状況を尋ねる電話があり、拾い主が覚えていた財布の中身の金額と上村容疑者が書類に記載した金額が食い違っていたため、横領などの疑いが浮上した。



 上村容疑者は08年に採用され、19年3月から現在の交番に勤務。県警の樋渡公義首席監察官は「県民に深くおわびする」と謝罪した。【白川徹】