https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2202/07/news126.html
2022年02月07日 18時00分 公開
[鈴木伊玖馬,ねとらぼ]

 トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)が、AI制御でドリフト運転するスープラの動画をYouTubeで公開して話題になっています。

https://image.itmedia.co.jp/nl/articles/2202/07/220205suprajidou-001.jpg
自動運転で華麗なドリフトを見せます(画像はYouTubeより)

https://www.youtube.com/watch?v=MfU5_gzqPaM
Pushing Vehicle Capabilities To Advance Active Safety

 TRIはトヨタ自動車が設立した自動車の研究所で、米マサチューセッツ州に本部を構えています。自動運転やロボット工学など、自動車に関連するさまざまな研究・開発を行っています。

 話題になっている動画は、TRIが研究しているAI制御の自動運転に関する走行デモで、なんと「ドリフト」をするスープラが映し出されています。

https://image.itmedia.co.jp/nl/articles/2202/07/220205suprajidou-002.jpg
自動運転型スープラ(画像はYouTubeより)

https://image.itmedia.co.jp/nl/articles/2202/07/220205suprajidou-003.jpg
マジで手を放してる(画像はYouTubeより)

https://image.itmedia.co.jp/nl/articles/2202/07/220205suprajidou-004.jpg
サーキット内をダイナミックに運転(画像はYouTubeより)

 まるでプロのドライバーがハンドルを握っているような滑らかなドリフトを披露するスープラ。コースに設置された障害物をしっかり回避して、ドリフトを交えながらコースを駆け抜けていきます。

 ドリフトをしているのはパフォーマンスのためではなく、走行中に路面が凍っていて横滑りしたなど、急なアクシデントが起きたときにシステムが車体をコントロールすることで安全性を向上させようという研究成果をみせたものです。今後も研究が進められて、市販車への搭載も期待が集まります。