https://www.sankei.com/article/20220209-B7P7D5CWIBM2ZDWXWDJROSZW4M/
2022/2/9 22:03


https://www.sankei.com/resizer/hjPhqzWIS-OTqW-wrjDMGscG6NA=/1200x0/smart/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/QRZIF5YAFFP5LPHGYDITFUOE7E.jpg
中国外務省の趙立堅副報道局長(共同)

【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は9日の記者会見で、アフリカ東部ソマリランドの訪問団を台湾が受け入れたことについて「(台湾の与党)民主進歩党は自らが分裂をたくらむだけでなく、他国の独立と統一を破壊している」と非難した。

ソマリランドは1991年にソマリアからの独立を一方的に宣言し、国際的に国家として承認されていない。台湾とソマリランドは、2020年に代表処(大使館に相当)を相互に設置している。台湾がアフリカで外交関係を維持するのは現在、エスワティニ(旧スワジランド)のみ。

中国の習近平政権は、ソマリアを含む「アフリカの角(つの)」と呼ばれるアフリカ東部地域との関係強化を図っており、1月上旬には王毅国務委員兼外相が同地域の担当特使を任命する方針を表明している。