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2022/2/10 17:05


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記者会見で謝罪する、韓国大統領選の与党「共に民主党」候補、李在明氏の妻の金恵景氏=9日、ソウル(共同)

【ソウル=桜井紀雄】韓国大統領選の与党「共に民主党」候補、李在明(イ・ジェミョン)氏の妻の金恵景(キム・ヘギョン)氏が10日までに記者会見し、李氏が京畿道(キョンギド)知事だった時代、道庁の公務員に飲食店の料理を自宅に届けさせるなどの私的な雑用をさせていた疑惑を大筋で認めて謝罪した。

最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソンヨル)候補の妻も経歴詐称疑惑を受けて昨年12月に謝罪しており、ファーストレディー候補≠フ過去の言動や振る舞いにも厳しい目が向けられている。現時点では多くの支持率調査で尹氏がややリードしており、李陣営は形勢挽回に苦慮している。

金氏の疑惑は、公務員の暴露を受けて報じられた。李氏の側近だった上司の指示で公務員に牛肉やすしなどを李夫妻の自宅まで運ばせたり、下着の整理をさせたりと頻繁に雑用をさせたとされる。決済に道庁の法人クレジットカードが使われた疑惑も持たれている。

金氏は、この上司と「長い付き合いで、さまざまな助けを受けた」とし、「公私の区別を明確にすべきだったが、私が未熟だった」と頭を下げた。現在進められている捜査や京畿道の監査に協力し、「責任があれば取る」と述べたものの、疑惑の具体的内容には踏み込まなかった。