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毎日新聞 2022/2/11 13:58(最終更新 2/11 14:18) 369文字




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団体の女子フリーで最終滑走を務めたROCのカミラ・ワリエワ=北京・首都体育館で2022年2月7日、手塚耕一郎撮影

 ドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)は11日、北京冬季オリンピックのフィギュアスケート団体で金メダルを獲得した女子のカミラ・ワリエワ選手(15)=ロシア・オリンピック委員会(ROC)=のロシア国内で採取された検体から禁止薬物のトリメタジジンが検出されたと発表した。ロシア反ドーピング機関(RUSADA)から暫定的資格停止処分を受けたワリエワ選手側が異議を申し立て、RUSADAは処分を解除した。

 ITAによると、昨年12月に行われたロシア国内での大会で採取された検体からトリメタジジンが検出されたという。国際オリンピック委員会の意向を受け、ITAはスポーツ仲裁裁判所に提訴する方針。女子ショートプログラムが行われる15日までに判断が示されるとみられる。トリメタジジンは心筋梗塞(こうそく)などの治療に使われる。【北京・松本晃】