https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021100679
2022年02月11日18時44分

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ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島に展開するロシア軍キャンプの人工衛星写真=10日撮影、マクサー・テクノロジーズ社提供(ロイター時事)

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ロシア西部の演習場に到着した同国軍部隊のテントなどの人工衛星写真=9日撮影、マクサー・テクノロジーズ社提供(ロイター時事)

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ベラルーシのウクライナ国境近くに展開するロシア軍部隊の人工衛星写真=10日撮影、マクサー・テクノロジーズ社提供(ロイター時事)




 【モスクワ・ロイター時事】米国を拠点とする民間企業マクサー・テクノロジーズは、ロシアがウクライナ周辺に「かなりの規模」の軍部隊を新たに投入したとする人工衛星画像を公開した。ロシアによるウクライナ侵攻阻止を目指し外交努力が続く中、ロシアがウクライナ周辺への増派を続けていることを示すものとされる。


 9〜10日に撮影された画像によると、新たに軍が投入されたのはロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島のほか、ロシア西部とベラルーシ。このうちクリミアのシンフェロポリ北方にある飛行場には、軍用のテント550張りと数百台の車両が確認されたという。
 ロシアが合同軍事演習を実施しているベラルーシでは、ウクライナとの国境まで25キロ未満に位置する飛行場に、軍部隊や軍用車両、ヘリコプターが新たに投入された。ロイター通信が10日にマクサーから受け取ったメールによれば、ウクライナ国境まで約110キロにあるロシア西部の演習場にも最近「大規模部隊」が到着した。