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2022年02月11日20時03分

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会談に臨む(右から)林芳正外相、インドのジャイシャンカル外相、オーストラリアのペイン外相、米国のブリンケン国務長官=11日、豪メルボルン(外務省提供)




 日本と米国、オーストラリア、インド4カ国(通称クアッド)の外相は11日午後、豪メルボルンで対面による会談を行った。経済、軍事両面で影響力を強める中国を念頭に、法の支配に基づく国際秩序強化へ連携していくことで一致。今年前半にクアッド首脳会合を日本で開催することを確認した。


 会談には、林芳正外相、米国のブリンケン国務長官、豪州のペイン外相、インドのジャイシャンカル外相が出席。クアッド「自由で開かれたインド太平洋」構想を具体化する枠組みで、クアッド外相会談は今回で4回目。
 林氏は席上、中国が東・南シナ海で進める一方的な現状変更の試みに「深刻な懸念」を表明。4外相は「ルールに基づく海洋秩序への挑戦に対抗する」ことで一致した。台湾情勢についても意見交換し、林氏は「台湾海峡の平和と安定が重要だ」と指摘した。