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2022.02.12 Sat posted at 15:30 JST




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ルーマニアへの配備を前に装甲車の整備をする米陸軍兵士=独フィゼック、2月9日撮影/Alexandra Beier/Getty Images

(CNN) 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日、緊迫するウクライナ情勢に触れ、ロシアのプーチン大統領が軍事侵攻に踏み切る決断を下したとは米政府は判断していないとの見方を示した。

米ホワイトハウスでの記者会見で、侵攻はいつ起きてもおかしくない可能性があると述べながらも、「プーチン氏の頭のなかに入り込むことは出来ない」とも指摘。

立場を明確にしておきたいとして、「我々はプーチン氏による最終決断が下されたとは言っていない」と説明。「地上で我々が目撃している動きや我々の諜報(ちょうほう)の分析での積み重ねを踏まえた場合、十分な懸念を抱いているということだ」とした。

ロシアが軍事的に動くであろう非常に明白な可能性があるとしつつ、その時期や方法を正確に見極めることは出来ないと強調。

米国が握っている諜報の内容には踏み込まないとしながらも、ウクライナの北と東に位置するベラルーシとロシア両国内の部隊配置に言及。「ロシアはウクライナに対しいつでも大きな軍事行動を仕掛けられる状況にある」と述べた。