https://mainichi.jp/articles/20220217/k00/00m/040/031000c

毎日新聞 2022/2/17 10:07(最終更新 2/17 10:07) 862文字




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/02/17/20220217ddlk24040437000p/9.jpg
プロジェクトを発表するケント・モリさん(左)と岡本栄市長=三重県伊賀市役所で、大西康裕撮影

 ダンスアーティストのケント・モリさんとダンサーらが2022年2月22日22時22分、三重県伊賀市上野丸之内の伊賀上野城で「NINJA」を踊り、ネットでライブ配信する。22日午前2時22分からは市内の「百地砦(とりで)跡」(喰代(ほおじろ))などで収録したケントさんらが出演する「伊賀市プロモーションムービー」も公開する。2月22日は「忍者の日」。ケントさんと市が16日、「Feel Like Ninja.」プロジェクトとして、発表した。【大西康裕】

 ケント・モリさんは愛知県北名古屋市出身の36歳。2006年に渡米し、マドンナらのダンサーを務める。「クリエイティブ」で「イマジネーションを爆発させてくれる」忍者のファン。プロジェクトはケントさんからの提案で、「僕らの人生で最も2が並ぶ瞬間に」と企画された。



 NINJAパフォーマンスはケントさんと男女8人のダンサー、忍者ショーを演じる「伊賀忍者特殊軍団 阿修羅」の5人、和太鼓奏者ら16人が出演。ケントさんのオリジナル楽曲が流れ、圧巻のパフォーマンスを見せる。時間は約15分。現地視聴はできない。

 プロモーションムービーは1月の3日間、百地砦跡、福地城跡(柘植町)など市内4カ所で収録。出演はケントさんとダンサー、阿修羅のメンバーら。降雪の日もあったという。約5分間に編集してネットで公開する。



 22日午後2時22分前後には、市立上野西小体育館(上野丸之内)で、ケントさんがオンラインの「スペシャル忍者ワークショップ」を開き、4年生が参加予定。

 忍者の生き抜く姿にひかれるケントさんは市役所で記者会見し、「忍者の精神を世界に向けて発信します。たくさんの人が『生きる』に向かって命をかけてきてくれたから今の僕たちがいる。『生きる』を感じてもらいたい」と語った。岡本栄市長も「生きることが最も大事という普遍的なことを発信してもらいたい」と応じた。



 市は、忍者の日の他のイベントのアプリを活用した「まち歩き」や「土産物販売」などは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止した。