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毎日新聞 2022/2/18 11:36(最終更新 2/18 12:11) 387文字




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衆院予算委員会で自民党の岩屋毅氏の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2022年2月18日午前9時3分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は18日の衆院予算委員会で、外国の領土内のミサイル発射拠点などを攻撃する「敵基地攻撃能力」について「名称についてさまざまな議論がある。今後、名称も含めて検討していくことは考えなければいけない」と述べ、名称変更を検討する意向を示した。自民党の岩屋毅元防衛相への答弁。

 首相は、現在の名称について「国会で議論する際、一般に広く用いられている用語を現時点では使用しているということだ」と説明。そのうえで「名称も大事だが、重要なのは国民の命や暮らしを守るために何が求められているかだ。あらゆる選択肢を排除せず現実的に(保有の是非を)検討する」とも述べた。



 敵基地攻撃能力を巡っては、中国や北朝鮮のミサイル能力の向上を受けて日本も保有すべきだとの意見が自民党内で強まっている。政府は年内に予定する国家安全保障戦略の改定に合わせ、保有の是非を判断するとしている。【青木純】