https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021800811
2022年02月18日15時23分




 【シリコンバレー時事】インターネット交流サイト(SNS)最大手の米メタ=旧フェイスブック(FB)=は17日に公表した報告書で、ロシアで作成された偽アカウントが、FBでフランス批判を誘導しようと試みていたと明らかにした。アフリカでの影響力低下を狙い、批判記事を書く協力者を募っていた。アカウントを作った人物とロシア企業とのつながりも指摘した。
 アカウントは削除されており、試みは失敗に終わったもようだ。メタは2020年に発見した同様の違反行為を調査する過程で、今回の違反にたどり着いた。一連の行為の背後に、ロシア企業「インターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)」がいるとみている。
 アカウントはロシアのサンクトペテルブルクで三つ作られており、メディアの編集者やアラビア語を話せる欧州のPR会社幹部を偽装。フリーランスの記者らに批判記事掲載を持ち掛けていた。プロフィルの画像は、人工知能を使って作成されたという。