https://www.sankei.com/article/20220218-VU5NH2NDOFI3RLWKXX7LNXXUHU/
2022/2/18 15:35
産経WEST


死刑制度の廃止を目指すとした日本弁護士連合会(日弁連)の宣言が会の目的を逸脱しているなどとして、京都弁護士会の南出喜久治(きくぢ)弁護士が日弁連などを相手取り、宣言の無効確認を求めた訴訟の控訴審第1回弁論が18日、大阪高裁(大島眞一裁判長)で開かれ、即日結審した。判決は5月13日。

請求を棄却した1審京都地裁の判決を不服とし、南出氏側が控訴。この日の弁論で、日弁連側は控訴棄却を求めた。

訴状によると、日弁連は平成28年の人権擁護大会で「2020(令和2)年までに死刑制度廃止を目指す」との宣言案を採択。南出氏側は、会の設立目的は弁護士自治の実現であり、特定の見解を表明する権限はないと主張し、決議の無効などを求めている。