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毎日新聞 2022/2/19 13:00(最終更新 2/19 13:00) 440文字




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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のキャラクター像が並ぶJR亀有駅南口周辺=東京都葛飾区亀有で2022年2月14日、柳澤一男撮影

 人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」の舞台として知られる東京都葛飾区亀有地区に、こち亀をテーマにした観光施設を区が整備する。2024年度の開業を目指しており、基本設計や建設予定地の借り上げなどの経費として来年度予算案に8900万円を計上した。

 施設はJR亀有駅南口に近い民有地を借りて新築する予定で、5階建てを想定。駅から大型ショッピングセンターに向かう途中に位置し、観光客のみならず買い物ついでに立ち寄ってもらうなどの集客も見込む。



 施設では、名誉区民でもある作者の秋本治さんの創作活動の紹介や原画の展示などを予定。オリジナルグッズの販売なども計画している。

 こち亀は「週刊少年ジャンプ」で16年まで約40年間連載された国民的な漫画。区ではこれまでも同駅周辺に、登場人物の銅像15体やデザインマンホール蓋などを設置してきた。今回の施設新設で、更なる地域の活性化を狙う。区観光課の担当者は「こち亀の街としての魅力をさらに向上させたい」と意気込んでいる。【柳澤一男】