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2022.02.19 Sat posted at 12:10 JST




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(CNN) ウクライナを包囲するロシア軍の半数近くが攻撃位置についていることが19日までに分かった。最新の情勢分析に詳しい米国防総省当局者が明らかにした。

国境に集結したロシア軍大隊戦術グループの数は120〜125個に膨れ上がっている。大隊戦術グループは通常、1個あたり1000人の兵員で構成される。

同当局者によると、ロシア軍は引き続きウクライナ国境に部隊を移動させている。攻撃位置についている兵員の割合は過去48時間で40〜50%に達したという。

これと同時に、ロシアはドンバス地域でのウクライナによるジェノサイド(集団殺害)を非難したり、攻撃を自演する「偽旗作戦」を実施したりするなどの不安定化工作も開始した。

ウクライナ東部の都市ドネツクでは18日、自称「ドネツク人民共和国」の本部近くで軍用車が爆発。ウクライナ内務省の顧問を務めるアントン・ゲラシチェンコ氏は「自作自演の挑発」との見方を示している。

18日にはこれに先立ち、「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」が民間人のロシアへの退避を行った。両地域はロシアの支援を受ける分離派の実効支配下にある。