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2022/2/21 00:09


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町田市長選で5選を果たし、支援者と万歳三唱する石阪丈一氏(中央)=20日午後11時20分ごろ、同市森野の選挙事務所(内田優作撮影)

任期満了に伴う東京都町田市長選は20日に投開票され、無所属現職の石阪丈一氏(74)が5選を果たした。投票率は42・52%(前回42・34%)、当日有権者数は35万6848人。

石阪氏は午後11時20分ごろに同市森野の選挙事務所に姿を現し、集まっていた約40人の支援者らと万歳三唱で喜びを分かち合った。

石阪氏は「大変厳しい選挙だったが、モノレール延伸推進と子育て政策の2つを柱に訴えたことが市民に受け入れていただいた」と選挙戦を振り返った。そして「誠心誠意、次の4年間を頑張りたい」と述べた。

立候補していたのは石阪氏のほか、無所属新人で地域電力会社役員の清原理氏(63)=立民、共産、社民、れいわ、生活者ネット推薦▽無所属新人で元都議の吉原修氏(66)▽無所属新人で元共済組合職員の宮井宏直氏(49)▽諸派新人で政治団体代表の黒川敦彦氏(43)▽日本維新の会新人で元都議の奥沢高広氏(39)―の計6人。

事実上の保守分裂となり、野党も維新の公認候補擁立で分裂した戦いとなった今回の市長選。混戦の中で、特別養護老人ホームの整備など4期16年の実績を強調した石阪氏が、着実に支持を固めた。

立民、共産などが推薦した清原氏は小中学校の統廃合見直しなどを訴え、吉原氏は企業誘致推進などを公約、奥沢氏は若さをアピールしたが、いずれも及ばなかった。