在宅医療従事者らの悲痛 患者からハラスメント
「仕事続けられない」 在宅医療従事者らの悲痛 埼玉では銃撃事件

 埼玉県ふじみ野市で1月に患者宅を訪れた医師らが散弾銃で撃たれた立てこもり事件は、在宅医療や介護に携わる人たちの間に大きな波紋を広げている。外部の目に触れにくい自宅訪問では患者や家族からの暴力やハラスメントがエスカレートしやすい傾向にあり、従事者を守る対策の強化が急務になっている。【大平明日香、成澤隼人】

 「1人で訪問することも多く、前からリスクを感じていた。同じような事件はどこで起きてもおかしくない」。訪問診療を手がける清水メディカルクリニック(兵庫県明石市)の清水政克医師(48)はそう話す。

 患者の家族から悪質な対応を受けたこともある。約10年前、末期がんの女性を担当した時のことだ。クリニックで面談に同席した夫は…(以下有料版で, 残り1895文字)

毎日新聞 2022/2/24 07:00(最終更新 2/24 07:00) 有料記事 2224文字
https://mainichi.jp/articles/20220222/k00/00m/040/207000c
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