【ニューヨーク=中山修志】米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は24日、ホンダの自動ブレーキのシステムに不具合がないか調査すると発表した。衝突回避のための緊急ブレーキの誤作動に関して200件を超える報告があったという。米国で販売したセダン「アコード」と多目的スポーツ車(SUV)「CR-V」の計173万台が対象。

NHTSAによると、前方に障害物が無い状況で自動ブレーキが誤作動したという278件の報告があった。軽度の衝突事故も6件報告された。

NHTSAはホンダにブレーキシステムに関するデータの提供を求め、安全上の問題があると判断すればリコール(回収・無償修理)を指示する。

日本経済新聞 2022年2月24日 22:47
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