東京都内の新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議が25日開かれ、専門家は新規感染者数について「極めて高い値でとどまっており、同規模の感染状況が長期化する危機に直面している」との見解を示した。都は4段階の警戒レベルについて、感染状況は「大規模な感染拡大が継続している」、医療提供体制は「医療体制が逼迫(ひっぱく)している」とし、いずれも最も深刻な段階を維持した。

 都によると、23日時点の週平均の新規感染者数は、前週比約0・9倍の約1万3056人。入院患者数は4172人(前週4154人)、都の基準による重症患者数は80人(同81人)で、いずれも横ばいとなっている。自宅療養や宿泊療養を含む全療養者数も前週とほぼ同じ約17万2000人で、都民の約80人に1人が感染し、療養している計算となる。【伊藤直孝】

毎日新聞 2022/2/25 14:05(最終更新 2/25 14:47) 360文字
https://mainichi.jp/articles/20220225/k00/00m/040/148000c?cx_testId=121&;cx_testVariant=cx_2&cx_artPos=0#cxrecs_s