立憲民主党の泉健太代表は25日、連合の芳野友子会長と面会し、夏の参院選の1人区では、共産党を含めた野党候補の一本化をはかる方針を確認した。終了後、泉氏は芳野氏と共同記者会見し、「連合と一致したのは『候補者調整』というキーワードであり、方向性だ」と語った。

　「野党共闘」をめぐっては、連合が参院選基本方針に「目的や基本政策が大きく異なる政党と連携・協力する候補者は推薦しない」と盛り込んだことが、選挙態勢をつくる上でネックになっていた。

　この日の会談で、連合側は「目的や基本政策が大きく異なる政党」とは、共産と日本維新の会を念頭にしていると説明。その上で野党候補の競合を避ける候補者調整については「政党が行うもので、どこの党と調整を行ってはいけないというものではない」（泉氏）と確認をしたという。

　枝野幸男前代表が昨年の衆院選で共産と結んだ「限定的な閣外からの協力」のような表立った合意の形を取らなければ、地域ごとに野党共闘が進む可能性が出てきた。

連合会長「予算案賛成に理解示したわけではない」
　一方で、国民民主党が政府の…(以下有料版で，残り421文字)

朝日新聞　2022年2月26日 7時00分
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