【ベルリン時事】ドイツ政府は26日、ウクライナに、対戦車ロケットや携行式地対空ミサイル「スティンガー」などの兵器を供与すると決めた。第2次大戦での加害への反省からウクライナを含め紛争地域への兵器輸出を避けてきたが、大きく方針を転換した。

 ショルツ首相は声明で「ロシアのウクライナ侵攻は時代を転換させた」とした上で、「プーチン(大統領)の侵略軍」に対抗するための支援は責務だと強調した。

 また、ベーアボック外相ら2閣僚は26日、慎重姿勢を示してきた世界の銀行決済取引網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からのロシア排除についても「いかに巻き添えの被害を抑え、正しい標的を狙うか検討中だ」と表明。態度を軟化させた。

時事通信 2022年02月27日07時04分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022022700203&;g=int