韓国文化財庁、日時計「仰釜日キ」3点を宝物指定

2/27(日) 0:09
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朝鮮日報日本語版

 「仰釜日キ」(キは日の下に咎の字)または「仰釜日影」と呼ばれる文化財がある。釜が上を見る(仰)ような姿をした太陽の影、すなわち日時計という意味だ。朝鮮王朝時代の科学技術と天文思想が盛り込まれたこの日時計は、1434(世宗16)年に王命に基づいて蒋英実(チャン・ヨンシル)、李蔵(イ・チョン)、李純之(イ・スンジ)などが初めて作った。宗廟(そうびょう)前とソウル・鍾路の恵政橋に1台ずつ設置し、朝鮮王朝末期までに宮殿や官公署に広く普及した。

 「三つ子」のようにお互いそっくりな3点の仰釜日キが、同時に国家指定文化財の宝物になった。文化財庁は22日、国立古宮博物館と国立慶州博物館、誠信女子大博物館がそれぞれ所蔵する仰釜日キ3点を宝物に指定したと発表した。古宮博物館の仰釜日キは、いったんは米国に渡ったものの2020年に戻ってきた「還収文化財」だ。これで宝物指定を受けた仰釜日キは、国立古宮博物館の別の仰釜日キおよび国立中央博物館の携帯用仰釜日キを含め、合わせて五つになった。


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兪碩在(ユ・ソクチェ)記者
https://news.yahoo.co.jp/articles/a16ab98efa6a91551ec9177c603c56df38798db9