自民党の高市早苗政調会長は2日の記者会見で、非核三原則の「持ち込ませず」について、「有事に核を搭載した米国艦船の領海通航もだめでは日本を守れないのではないか」と述べ、例外は認められるとの見解を示した。過去の政府答弁に沿った考え方だとも強調した。

 2010年、当時の岡田克也外相が衆院外務委員会で「核の一時的寄港を認めないと日本の安全が守れない事態が発生すれば、その時の政権が命運を懸けて決断し国民に説明する」と答弁。岸田文雄首相も外相当時の14年、衆院予算委員会で「この答弁を引き継いでいる」と表明している。

時事通信 2022年03月02日19時37分
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