立憲民主党の泉健太代表は4日の記者会見で、ウクライナのコルスンスキー駐日大使の面会要請を日本政府が約1カ月放置していたとされる問題に関し「困難に直面する国の全権大使を放置するというのは、わが国にとってはあり得ない、信頼にもとる行為だ」と批判した。

コルスンスキー氏は自身のツイッターで、一方で「(コルスンスキー氏と)会いたくなかったのは副大臣の鈴木さんです」としている。鈴木貴子外務副大臣を指しているとみられるが、泉氏は「鈴木氏はロシアとの関係がこれまでもさまざまあるのだろうと承知しているが、この状況で外務省内でどのように情報が伝達されていたのかというのは、非常に大きな問題だ。しっかり究明していきたい」と強調した。

泉氏は1日、東京都内のウクライナ大使館を訪れ、林芳正外相に先立ってコルスンスキー氏と面会していた。当時の様子について「切なる願いというような感じで話をしてきた。それほど外務省に話を聞いてもらえていなかったのか、と改めて認識した」と述べた。

産経新聞 2022/3/4 13:08
https://www.sankei.com/article/20220304-J5F5HUBIXRKB5MM2ZL4O67ZXUQ/