防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射したミサイルについて、米国と分析を進めた結果、いずれも大陸間弾道ミサイル(ICBM)級だったと発表した。

 北朝鮮によるICBM級ミサイルの発射は2017年11月の「火星15」以来となる。同省はいずれのミサイルも、北朝鮮による20年10月の軍事パレードで確認されたミサイルと同一のものとしており、「このような弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会決議に違反するものであり、強く非難する」と批判した。

 2月に発射されたミサイルは最高高度約600キロで飛行距離は約300キロ。3月のミサイルは最高高度約550キロ、飛行距離は約300キロだった。同省は「当該ミサイルの最大射程での発射試験を行う前に、何らかの機能の検証を行うことを目的として発射された可能性がある」としている。【畠山嵩】

毎日新聞 2022/3/11 08:17(最終更新 3/11 08:17) 364文字
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