韓国軍は、北朝鮮が20日、ロケット砲と推定される4発を朝鮮半島西側の黄海に向けて発射したと明らかにしました。
韓国政府は、NSC=国家安全保障会議を開き、ことし5月の新政権への移行期に安全保障上の空白が生じないよう、しっかりとした態勢を維持していくと強調しました。

韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が20日午前、ロケット砲と推定されるものを発射したと明らかにしました。

韓国軍の関係者によりますと、午前7時20分ごろからおよそ1時間にわたって、北朝鮮西部のピョンアン(平安)南道付近から朝鮮半島西側の黄海に向けて、合わせて4発が発射されたということです。

また飛行距離はおよそ30キロ、最大高度はおよそ20キロだったとしています。

これを受けて、韓国政府はNSC=国家安全保障会議を開き、弾道ミサイルなどの発射を繰り返している北朝鮮の動向を引き続き注視するとともに、ことし5月の新政権への移行期に、安全保障上の空白が生じないようしっかりとした態勢を維持していくと強調しました。

NHK 2022年3月20日 17時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220320/k10013543001000.html