安定的な皇位継承のあり方などをめぐり、日本維新の会は意見書をまとめ、政府の有識者会議が示した、旧皇族の男系男子を養子に迎える案を評価した上で、皇室典範を改正し、実現すべきだとしています。

安定的な皇位継承のあり方などをめぐる政府の有識者会議の報告書が国会に提出され、各党が議論を進めるなか、日本維新の会は、意見書をまとめました。

このなかでは、報告書が皇族数を確保する方策の1つとして挙げている、旧皇族の男系男子を養子に迎える案について、過去に皇位継承を目的として養子に迎えた例があることなどを指摘し「歴史的にも現実的にも特に高く評価できる」としています。

そのうえで「日本の皇位が古来例外なく男系継承が維持されてきたことの重みを踏まえ、皇室典範を改正して実現すべきだ」としています。


一方、報告書に盛り込まれている女性皇族が結婚後も皇室に残るというもうひとつの案については「皇位継承の資格を女系に拡大することにつながるのではないか」という懸念の声に十分留意する必要があるとしています。

日本維新の会は、この意見書を来週にも、衆参両院の議長に提出することにしています。

NHK 2022年4月6日
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/80582.html