ロシアからの輸入が減少したことで起きると予想されていた欧州のエネルギー危機が劇的に好転し、現時点ではガスの供給過剰状態に陥っているという。
LNGの調達が成功したことに加え、欧州では例年にない温暖な天候になっており、現時点で欧州のガス貯蔵施設はほぼ満タン状態にあるという。またガス価格も最近は急落しているそうだ

ちなみに米国の米国テキサス州西部では、天然ガス価格がゼロ近辺まで急落したそうだ。日経新聞の記事によると、シェールガスの生産が好調ではあるものの輸送インフラが不足。生産者が貯蔵・処理コストなどを考慮するとマイナスでも売却した方がよいと判断して一部ではマイナスで取引されたとしている。
記事によると25日にはパーミアン盆地のガス価が100万BTU(英国熱量単位)あたり0.02ドルとほぼゼロに低下したという。一部ではマイナス2.25ドルと、ゼロ以下の取引もあったとのこと

https://www.zaikei.co.jp/article/20221028/695110.html