毎日新聞 2022/11/7 16:27(最終更新 11/7 16:48)

 山口地裁が11月、山口県が皇族らが来県した際に利用する貴賓車としてトヨタのセンチュリー(2090万円)を購入したのは「裁量権を逸脱した違法行為」として、
全額を知事に請求するよう県に命じた判決を受け、宮内庁の池田憲治次長は7日の定例記者会見で、訪問先の自治体などに「車種などを宮内庁が申し上げることはありません」と述べた。

 池田次長は、皇族が行事などで地方を訪問した際、「県などの主催者に車を用意してもらい、使うことはある」と説明。
その上で、皇族らが乗る車について、宮内庁側が具体的に車種などを指定することはないと明らかにした。また、訪問に備え、県などに車の所有を求めることもないという。【高島博之】

https://mainichi.jp/articles/20221107/k00/00m/040/137000c