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2022/12/08(木) 14:40:22.05ID:vTP3Do9G9抗体が移行する新型コロナ・インフルエンザ・百日咳ワクチン
PRESIDENT Online2022/12/06 13:00 森戸 やすみ 小児科専門医
https://president.jp/articles/-/63963
国立感染症研究所 新型コロナウイルス感染後の20歳未満の死亡例に関する積極的疫学調査(第一報):2022年8月31日現在
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妊娠中のワクチン接種はメリット大
じつは妊娠中の新型コロナワクチンの接種は、怖いどころか、妊娠している女性にもおなかの赤ちゃんにとっても、むしろよいものなのです。妊娠後期に新型コロナワクチン(mRNA)を受けると、生まれた新生児に抗体が移行するため、赤ちゃんが感染から守られる可能性があります(※4)。乳幼児の新型コロナワクチンの接種が始まりましたが、生後6カ月までは受けられないので、ぜひ周囲の大人や妊婦さんが受けてお子さんを守ってあげてください。
この他にも、日本ではあまり知られていませんが、妊娠中の女性が接種するとお子さんにも抗体が移行して感染を防ぐことができる可能性のあるワクチンはあります。それはインフルエンザワクチン、百日咳ワクチンです。それぞれについて詳しく説明しましょう。
まず、特に毎年10?11月に接種するインフルエンザワクチンは最も身近ですね。わざわざチメロサールが入っていないインフルエンザワクチンを探す人がいますが、子供の自閉症との関連はすでに否定されています。受けやすい医療機関で接種しましょう。妊娠の初期でも後期でも、妊娠を計画中でも時期を問わず、安心して受けることができます(※5)。
(略)
免疫を高めるより健康を守ることが大事
「昔はどの感染症にもかかったものだ。そのほうが自然で免疫がしっかりつく」と言う人がいます。でも、それは正しくありません。感染症にかかると苦しいだけでなく、合併症が起こったり、後遺症が残ったり、亡くなったりすることがあるのを、今回の新型コロナウイルス感染症でも実感した人が多いのではないでしょうか。
たとえ免疫がついたとしても、後遺症が残ったり、亡くなったりしては本末転倒です。ワクチンの目的は免疫をつけることではなく、健康を守ること。つまり感染症によって苦しんだり、後遺症が残ったり、命を失ったりしないことです。
しかも、感染症というのは、一度かかったからといって二度とかからないわけではありません。新型コロナウイルスと同様に、何度もかかるものが多いのです。麻疹や風疹でさえ生涯に2回かかる人がいますし、今回のコロナ禍で帯状疱疹(たいじょうほうしん)が増えたことも話題になっています。
水ぼうそうに一度かかったことがある人は、急に帯状疱疹になることがあるのは知っている人も多いですね。「mRNAワクチンを受けると遺伝子が書き換わる」という根拠のない説を信じている人がいますが、mRNAは数時間で消えてしまいます。一方、水ぼうそうにかかったら、DNAウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルスが細胞内に加わってしまいます。そのほうがずっと怖くないでしょうか。
ですから、ワクチンで防ぐことのできる病気は、ぜひワクチンで予防しましょう。妊娠中のワクチン接種はリスクがあるどころか、妊婦さんご自身だけでなく赤ちゃんを守ることもあるということを知ってください。
もちろん、子供は生後2カ月から受けられるワクチンをしっかり受けることが大切です。
国立感染症研究所 新型コロナウイルス感染後の20歳未満の死亡例に関する積極的疫学調査(第一報):2022年8月31日現在
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2559-cfeir/11480-20-2022-8-31.html